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- 研究
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- テーマ
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- 不可視物体の可視化
地下埋設物, コンクリートや生体の内部の構造などは、光の通らない物に隠されて直接は見えません。
探査や検査のために、表面物を破壊しないで内部の構造を知る手段(非侵撃計測)が各分野で必要です。
光が無理ならば、内部まで到達可能な電磁波を使ってみる: 計測する領域に電波を照射し、物体に散乱された、または物体を透過した波を計測器で観測します。物体の形状,
材質によって、散乱波または透過波が違ってきますから、それらの波に物体の情報が含まれているといえます。
計算機で観測データを処理し、物体の情報を取り出してモニター上で物体の内部構造などを再現することが可能になります。
近年では、人工知能(AI)を用いて散乱波形を識別し、内部構造を推定する手法も研究しています。
- 並列計算を用いた高速・大規模電磁界解析手法の開発
モータや変圧器等の電気機器の設計では、電磁界シミュレーションの導入が必須となっています。三次元解析の普及に伴って、高速な数値解析手法の開発が今後、ますます重要となってきます。そこで本研究室では、マルチコアCPUを搭載した計算機による高速・大規模解析手法について研究を行っています。
- 最近の論文・講演
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- 安田 蓮, 他:電磁散乱情報と人工ニューラルネットワークを用いた一次元水溶液モデルの導電率推定に関する基礎研究
- 山﨑 優輝,他:人工ニューラルネットワークを用いたコンクリート中の鉄筋探査に関する基礎研究
- 上水流 直紀,他:人工ニューラルネットワークによるコンクリート中の空隙調査に関する検討
- 山﨑 優輝,他:人工ニューラルネットワークを用いたコンクリート内の鉄筋のサイズ・かぶり厚さ推定に関する基礎検討
- 上水流 直紀,他:人工ニューラルネットワークを用いた均質媒質中に含まれる空隙の厚さ・位置の推定
- 孫 啓瑾,他:人工ニューラルネットワークを用いた弱導電性を有する平板層状媒質の比誘電率分布の推定精度に関する検討
- 孫 啓瑾,他:人工ニューラルネットワークを用いた平板層状媒質の比誘電率分布推定に関する基礎研究
- 濱村 昌弘,他:妨害電波が混入された測定データから入射波情報を抽出する技術
- 鈴木 健文,他:電磁散乱波形の機械学習によるコンクリート中の空隙検出に関する基礎研究
- 受賞
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令和6年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
優秀論文発表賞B賞: 安田蓮(当時、修士課程2年)
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令和4年度電気学会九州支部長賞:鈴木健文(当時、修士課程2年)、稲原裕也(当時、学部4年)
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令和4年度電気・情報関係学会九州支部連合大会
優秀論文発表賞B賞: 上水流直紀(当時、修士課程1年)
- 教育
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- 大学院(特修科目)
- 情報伝送工学特論、電磁解析特論
- 学 部
- 前期:電気磁気学I、数値解析、電気入門I
後期:電気磁気学II、通信工学
通年:卒業論文
(履修生向けのe-Learningサイト(Moodle)はこちらへ)
- 構成員
- 教授、助教、大学院生、学部卒論ゼミ生
より詳しい情報はこちらへどうぞ。
- 所在地
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4号館2階 南側の西
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(福岡大学七隈キャンパスまでのアクセス手段はこちらへ)
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