第328回山行 宝満山( 830m ) 



000 頂上にて! 2007年5月20日 11:21



    日時: 平成19年5月20日(日)
 コース往路: 竈門神社(9:20) − 正面登山道 − 頂上(11:20)
    復路: 頂上(12:30) − キャンプ場 − 竈門神社(14:00)


 記 録: 参加者(敬称略) 4名  隊 長: 植 田  会 員: 長 友  会員外: 植田Jr、長友Jr


 宝満山と言えば・・・鍛錬遠足で登った山!階段があってきつい山!
 でも福岡県民にとっては最も馴染みの深い山の一つであり、山頂からの眺めは最高♪
 筑紫野市と太宰府市の境にあり、標高868.7メートル。
 古くは御笠山と呼び、また竃門山と別称されます。
 新緑の中、運動不足を解消していい汗を流しましょう!
                          <第328回山行案内より>



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                   第328回登山会山行報告                   

 初めて宝満山に登った小学校6年生の鍛錬遠足では、物凄くきつかった事を思い出す。それからは、F岡大学職員山の会の山行を含めて10回以上は登っている。大晦日に夜中から登って元旦に御来光を拝んだこと、三郡縦走して宝満山に着いてホッとしたこと、キャンプ場でおでんを食べたこと、その時々の楽しい思い出ばかりが記憶に残っている。
 また宝満山に登れれば、九州の殆どの山は大丈夫と言われる山でもある。しかし、山行案内に'鍛錬遠足で登った山''階段ばかりできつい山'と書いたせいか、参加者は1週間前で5名、しかも日一日と一人減り一人減り、とうとう九州最難関の山への挑戦者は2名+子供1名になってしまった。参加者が少なくても内の家族だけで行こうと決めていたし、体調も万全、天気も上々、当然計画は決行した。
当日の朝、久々の山登りのため用意に手間取り出発が20分遅れてしまい、唯一の参加者、N友氏を竈門神社に待たせてしまうことに・・・

9時10分、20分遅れで竈神社到着。
 竈門神社はたくさんの人で溢れかえり、駐車場は一杯。第4駐車場に400円を払って停める。昔は無料だったと思うけど・・・
 草むらの第4駐車場にとめたところでN友氏登場、中学校2年生のS輔君を連れていた。今日はN友氏とS輔君、U田とY介(8歳)の4人のパーティでの登山となった。

9時20分、竈門神社出発。
 今日の無事の登山と良き縁に恵まれたことを感謝する。
竈門神社から登山口の間、'山のソバ屋'の横を通る。このソバ屋は4年前にA福先生が下り道で行方不明になり皆で探していたところ、早くに下山し、皆の心配をよそにこのソバ屋でビールを飲んでいらした場所だ。
 登山口は清掃登山のグループや家族連れ、老若男女のカップルが何人も登っているので心強い。9時過ぎで既に下山している年配の方とも何人もすれ違い、何度も挨拶を交わす。

9時50分、一の鳥居(2合目)着。
 もう既に汗だく。「けもの経は道が崩れやすく通行止め」の看板が立っている。

10時20分 四合目(水場)着。
 ここまでは4人一緒に登ることができたが、その後U田母子の足取りは遅れだし、Y介は「僕もう下りる」と言い踵を返す。あわてて「山頂には大きな岩があって、アスレチックができるよ」と言うと「じゃあ登る」と単純に登りだす。
しばらく行くと「わぁ!大きな木!」、もうこっちは慣れっこになっていた杉の大木に感動したり、登山者に「ゆっくり登るときつくないからね」と声を掛けられながらホントにゆっくり登る。


001 百段ガンギ 頂上方向


'百段がんぎ'に差し掛かるともう山頂が近いような気がする。百段数えながら上を向くとN友氏が待っている。「遅かったね〜」と迎えられ、沢山の人の中でしばし休憩。水場で水を飲みすぐに出発。また2家族に分かれて登ることに。

山頂が近いと、時折木々の合間から素晴らしい町の縮図を見ることができる。岩もどんどん大きくなってきて、どうして高くなればなるほど大きくなるのか不思議である。段々自分の足が上がらなくなってきて「お母さん早く〜」と言われ、足を引きずり上げながら何とか山頂に到着。

11時20分、2時間で山頂に着いた。  意外と時間はかからなかった。山頂の立て札前でまだ息も整わない内に記念撮影。山頂の岩場で持参したお弁当を広げる。N友さんちのお弁当はそれぞれに2段重ねの幕の内弁当!U田さんちは玄米おにぎり弁当!きつい登りの後の至福の瞬間である。他にもいたるところでお弁当を広げている人が沢山いる。子供の中学・高校進学の話をしながら、お弁当を平らげる。

そこに、ナント重たそうなマウンテンバイクを担いだ男性登場!湧蓋山なら分るけど、こんな岩だらけの山頂まで持ってあがったのか!?山頂にある大きな岩のてっぺんでお弁当を食べている。茶髪でしかも背中に大きめのキティちゃんのマスコットを付け、怪しい感じ?さっさと食事を済ませると、マウンテンバイクを担ぎ、岩の絶壁の階段を下りていった。山頂にいた人も信じられないという顔で見下ろしている。その後どうなったか?階段だらけの宝満山をマウンテンバイクでかけ下りたのでしょう!

二人の息子は岩場の鎖でアスレチックを楽しんでいたが、遊ばないように注意した方が良かったと後で後悔した。Y介が古傷から血を流して岩場から戻って来た時は背筋がぞっとした。

また12時30分、山頂を後にした直後、同じ岩場の階段を踏み外して転がり落ちた時は、心臓が止まるかと思った。某○○氏が佐賀の虚空蔵山ですべり落ちた記憶が脳裏をよぎり、思わず「きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜っ」という悲鳴を上げてしまった。すぐに2・3回転で止まったので悲鳴だけが浮いて、S輔君が笑い顔で振り返り、恥ずかしくて「お騒がせしましたっ・・・」と謝まった。

9合目のキャンプ場では山小屋横のトイレの悪臭にたじろぎ、断念して下山する。N友父子の楽しいおしゃべりを下山中ずーっと聞きながら竈神社に14時到着。

竈門神社は良縁を願うたくさんの老若男女が訪れていた。早く車に戻ろうと思うが、息子達は竈門神社のお守り売り場でストップ、鹿の囲いの前でストップ。仕方なく見守る間、もみじの新緑と涼しい風が心地いい。

4人で太宰府のお石茶屋で梅ヶ枝餅と抹茶(orコーラーorコーヒー)セットをいただき、幸せな一時があっという間に過ぎていった。

宝満山の山行案内には今度からこう書こう!
「標高の割には厳しい山ですが、人気は抜群で、軽装の常連さんも多く、沢山の人と出会 える楽しい山です♪」





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